クラブ・メランコリー

小賢しい事を考える頭のオンオフ切り替えができるようになりたいお兄さんのブログ

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ハルジオン

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こないだ22歳になったけどアイコンは「20歳」と表記されたままのお兄さん。

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    【お久しぶりです】読書日記【帰ってまいりました】

    2010/07/05(月) 22:14:45

    「残像に口紅を」著:筒井康隆 読了。

    「あ」が使えなくなると、「愛」も「あなた」も消えてしまった。
    世界からひとつ、またひとつと、ことばが消えてゆく。
    愛するものを失うことは、とても哀しい……。
    言語が消滅するなかで、執筆し、飲食し、講演し、交情する小説家を描き、
    その後の著者自身の断筆状況を予感させる、究極の実験的長編小説。
    (本書裏表紙のあらすじより)



    Twitterの方にも軽く書きましたが

    「ことばが消えていく」というのを聞いて、

    俺は著者が自分に課した縛りだと思っていたんですよ。

    違いましたね。

    登場人物への縛り。

    ことばが消えていくことで、主人公が認識していた人間が消え、愛飲していたウィスキーの銘柄が消え、
    住んでいた場所を示すことばを発音することができなくなったが故に、住む場所すら失う。

    主人公は作家であり、一定の持論を持って作品を書いています。

    「存在するものはすべてことばで表現できる。」
    「つまり、それを示すことばがなくなればそれは消滅してしまう」

    細かいところは覚えてませんが、まぁこんな感じ。

    なので、「あ」が消えてしまうと妻が主人公を呼ぶときに「あなた」と呼ぶことが出来なくなるわけです。

    最初は、いつものように文章から情景を想像して読み進めていたのですが

    これに関しては、そういう読み方は良くないですね。

    文章を文章のまま受け取る。そっちのほうが、このぶっ飛んだ世界観を理解しやすかったです。

    この作品は、文字によって作られた虚構の世界に過ぎないわけですから。

    さっきは著者ではなく登場人物への縛りと言いましたが、

    ことばが消えて行くってことは、作品にそのことばを使えなくなるわけですからどっちにしても著者への縛りにもなるわけなんですが、

    少なくとも第二章のおわりまでは(第三章は、本にするにあたって書き下ろされた、300ページのうち20ページ程度)物語として成立しちゃっているんですな。

    まぁ、辞書引かないとわからない言葉が頻発しましたが。

    改めて、語彙すげぇなぁと。感心しちゃいました。

    で、途中で一回、完全にエロ小説になりました。

    これマジなんですよ。「あー、文学って言い張るならここまで書いていいんだ」って感じで

    固定概念を覆すくらい濃厚なの。

    電車の中で読んでて、少しひるんじゃいました。



    書きたいこといっぱいあるんですけど、眠いんでここで終わります。

    最後に。

    この小説を人にすすめるときに概要を話すと「幽遊白書みたい」と言われます。

    実際、「タブー」って能力が酷似しているわけなんですけど

    冨樫はどうもこれを参考にしていたらしいです。

    何もひねらず使ってますからね。

    実際読んで、驚きましたわ。

    まぁとにかく、イイ読み物をしました。この本との出逢いに感謝。
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