クラブ・メランコリー

小賢しい事を考える頭のオンオフ切り替えができるようになりたいお兄さんのブログ

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ハルジオン

Author:ハルジオン
こないだ22歳になったけどアイコンは「20歳」と表記されたままのお兄さん。

もう永遠の18歳でいいよ。
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    ポケモンでどこまで純愛できるか不定期に書いて検証してみる・2

    2007/11/16(金) 23:24:36

    「ってサトシお前、ポケモンに触ってるけど大丈夫なのか? 少し前まで、半径1m以内に近づくだけで冷や汗ダクダクだったじゃねぇか」
     心配そうにシゲルが声をかけてきた。何だかんだで友達想いな奴だ。たしかこういうの、ツンデレって言うんだったか?
    「言われてみれば……そうだね。多分、克服できたんじゃないかな」
    「ふぅん。ま、今からポケモン集めの旅だからな。ポケモンが苦手とか、そんなことも言ってられないな。じゃあ俺は行くぜ。行こう、ゼニガメ」
     シゲルが歩き出す。その一歩後ろをゼニガメがついていく。
    「おいシゲル、ポケモンはモンスターボールに入れんか」
     それを少しあわてたように、オーキド博士が止める。シゲルの様子を見るに、忘れてたわけじゃなさそうなんだが。
    「はぁ? ジジイ馬鹿か? こんな可愛い女の子を狭いボールの中に閉じ込めるわけねぇだろ!」
    「うぬぅ……しかし……。……サトシ君、この馬鹿に言ってやってくれ」
    「……すいません博士。コレばっかりはシゲルに同意です。システム的にはそうでも……人道的に責められそうな気がします……」
    「よく言ったサトシ! そうだ、姉ちゃんがタウンマップ持ってたからさ、借りるといいぜ。俺は自分の持ってくから」
     味方を得て、上機嫌になったシゲルは俺達に背を向けて歩き出す。
    「そうだ、最初にお前の名前を決めないと……」
     そんな談笑をしつつ、研究所を後にするシゲル。
    「……そうだ。コレを渡しておこう」
     そう言って、オーキド博士は丸い何かを五つほど、俺に手渡した。
    「空のモンスターボール……」
    「あー……いくら、ポケモンをボールに入れたくないといっても、一度はコレを通さんとゲットしたことにはならん。……ポケモントレーナーとしてのアイデンティティじゃ! コレだけは失わんように」
     オーキド博士、目が怖かった。
    「は……ハイ。じゃあ、そろそろ行きますね」
    「うむ。達者でな」
     オーキド博士に見送られ、俺は研究所を後にした。とりあえず、お母さんには言っとかないとな。

    <サトシの家>
    「ただいま~」
     歩いてすぐの、自宅に到着する。
    「あ、おかえ……」
    「……」
     ヒトカゲとお母さんの視線が交錯する。
    「あの、かあさん、これは……」
    「サトシ……」
    「は、はい?」
    「誰? その女?」
     目が怖い。
    「え、いや……この娘は……」
    「誰なのって、聞いているのよ」
     僕に向けられた目は、母親のそれじゃなかった。そう。まるで、恋人の浮気を目撃し、それを問い詰めているかのような……。
    「む、息子に向ける視線じゃないよかあさん!」
    「私というものがありながらっ!」
    「もっと言うことがあるでしょかあさん!」

    ――で。
    「へぇ~、ポケモンってそんな可能性も秘めているのね」
    「やっとわかってもらえた……」
     まさか母親と血がつながってなくて最近お母さんが俺のことを息子というより男として見ていることまで明らかになるなんて思ってもいなかったけど。
    「ごめんなさいね黙ってて」
    「いいよ。血がつながって無くても、かあさんはかあさんじゃないか」
    「女として、見てもいいのよ?」
    「……行ってきます」
    「きます」
     ヒトカゲと二人して頭を下げると、割と早足で家を出た。

    <シゲルの家>
    「はい、タウンマップ。シゲルから聞いたよ。頑張ってね」
    「ありがとうございます」
    「寂しくなっちゃうなぁ。元気な二人がマサラからいなくなっちゃうと」
     そう言って、俺の顔をじっと見つめるお姉さん。
    「……? 何かついてます?」
    「あ、ごめん。なんでもない」
    「じゃあ、行きますね」
    「うん。行ってらっしゃい」
     挨拶もそこそこに、シゲルの家を後にした。

    「……どうした? カゲ子?」
     カゲ子が、俺を見ている。
    「……鈍いなって思って」
    「どういう意味だよ?」
    「なんでもない。あと……」
    「ん?」
    「カゲ子って、何?」
    「ああ、お前の名前。ニックネームってやつ?」
    「名前……」
    「いやか? なら別の考えるけど」
    「ううん。このままでいい」
    「そっか。よかった」
    「……いい名前……」
    「何か言った?」
    「なんでもない」
     俺とカゲ子の冒険が、今から始まる。
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    小説TB:0CM:3
    コメント

    カゲ子www

    お母さんキザカワユス
    こにたん #-|2007/11/17(土) 08:04 [ 編集 ]

    カゲ子ww


    ってかなんか良いな…主人公の立ち位置…
    ko-sk #ddsr688U|2007/11/17(土) 23:39 [ 編集 ]
    No title
    >>こにたんさん
    お母さんヤンデレですwww
    カゲ子……変?

    >>ko-skさん
    サトシは天然ジゴロw
    カゲ子……変?
    ハルジオン #WCSj23LI|2007/11/18(日) 22:41 [ 編集 ]
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